日本郵政グループの年間でブランドコミュニケーションを担当。年始の施策になります。郵便ポストは全国に17万本以上。この圧倒的な数字に着目し、インフラとしての力強さを訴求したいと考えました。もしもポストに「目」があったなら、日本中を見渡すことができるかも!?そんな発想からこの施策は生まれました。映像は「ポストの投函口」に比率を合わせた細すぎるWebCMを制作。東京メトロ新宿駅には街ゆく人々の足を止めるような「巨大な赤い壁」を設置。投函口を模した穴には、「ポスト主観の映像」を流すサイネージを仕込みました。まるで自分自身がポストになったかのように、世界を覗き込める広告です。日本郵政グループにしか実現できないユニークな広告は、多くの通行人に撮影いただき、二次拡散してXやネット上でも様々な反応を獲得しました。デジタル化が進む社会で「郵便」の存在や役割を見つめ直して欲しいーそんな想いを込めたプロジェクトでした。
「投函口から見える日本の美しい景色」を指針に、全国17万本の郵便ポストから候補地を選定。沖縄から北海道。まちから辺境まで4ヶ月に渡り撮影。100本以上の撮影素材から16本に厳選し、ポスト主観の映像をサイネージにてランダムに流すことで全国各地を擬似的に楽しむことができます。
2025年1月に国内でローンチされた広告の中から、月間を代表するグラフィックデザインに選定いただきました。「玄光社コマーシャルフォト」4月号に掲載されています。