これまでのダイニーは、主軸プロダクトであるモバイルオーダーの印象が強くありました。
しかし、これからのフェーズでめざす「外食産業を支えるインフラ」としての存在を体現するには、ブランドイメージやビジュアルの面でギャップが存在していました。
さらに、採用面においても、テック企業としての存在感を示し、必要な人材に適切にアプローチするための見直しが求められていました。
ダイニーの既存イメージや、めざしていきたいビジョンを整理するために、全社員を巻き込むワークショップを行い「ダイニーらしさ」を追求。ブランディングの指針になるブランドコアを策定しました。タグラインには「外食産業のインフラ=ダイニー」であることを端的に表現した「All in One Restaurant Cloud.」を設定しました。
ブランドロゴは古来から飲食店のシンボルとして掲げられてきた「のれん」をモチーフに。日本ののれんを守っていく。という想いを込めた「スリーピラーズ」というVIを策定しました。これは外食産業を成長させていく3つの柱=「お客さま」「飲食店」「ダイニー」の調和と共創も表しています。使用シーンに合わせて、コアグラフィックやモノグラムへと拡張し、柔軟に「ダイニーらしさ」を象っていきます。
面を切り出したような幾何学的なロゴですが、のれんがめくれる箇所には、指数関数曲線を導入。柔らかな曲線を組み合わせることで、オーセンティックでありながら温かみのある印象を演出。外食産業が指数関数的に成長する願いも込められています。
6サービスを、彩る6つのカラー。その全てを内包する「All in One Restaurant Cloud.」を表す意味合いを込めたブラックをメインカラーに設定しています。
ブランドロゴと同じ構造指針で、丸と四角を切り出したアイコンイラスト。加えて、柔軟に事業や事象を説明するための要素として表情をつけたイラストレーションを開発しました。
ロゴタイプは「dinii」から「Dinii」へと表記を改めることで、企業のスケールアップ感を演出。書体は旧ロゴの正円と直線で切り出された幾何学な構造を継承。Diniiのロゴタイプをアルファベットに展開し、オリジナルタイプフェイスを開発しました。
サービスの魅力を最大限に引き出すために、クリーンで洗練された世界観に。紙面には、オリジナルタイプフェイスも使用し、シンプルな世界観でも、ダイニーらしさを展開していきます。