創業以来掲げてきたビジョンは、四半期ごとの振り返りのなかで「しっくりこない」状態が続いていました。戦略としては正しいが、目的地の景色を想像させられない。メンバーが熱狂できる言葉になっていない。約1年にわたって変更を模索しながらも、良いワーディングに辿り着けずにいたタイミングでした。まず会社のブランドコアを「産業の基盤であること」「様々な分野を深掘ること」「拡張しながら進化していくこと」の3つに分解・整理。Constellation Softwareのように領域を横断しながら成長する拡張モデルをベンチマークに、“原子(アトム)”を組み合わせて無限のソフトウェアをつくるという思想へ集約しました。この思想が、新社名「アトミックソフトウェア」の核になっています。

ビジョンに求めたのは、戦略の正しさではなく、景色の強さでした。旧ビジョンは「産業の成長プロセスを合理化する」という内容で、事実としては的を射ている。しかしその言葉に触れて未来を想像できるか、心が動くかという観点では力が足りていませんでした。ソフトウェアで業務の時間と手間を削ること自体は手段であり、その先に生まれる余白こそが本質的な提供価値ではないか。個人や企業が未来に向き合える時間と余地をつくること。「未来に、もっと余白を。」
それは、アトミックソフトウェアが実現したい世界の景色を、一行に凝縮した言葉です。そしてこのビジョンを起点に、日々の意思決定や行動の指針となるコアバリューも整理しました。


旧・株式会社メディカルフォースは事業拡大に伴い、2026年2月より社名を「アトミックソフトウェア株式会社」へと変更しました。新しい社名は、最小単位を組み合わせることで業種を問わず最適なシステムを構築し、日本の産業全体を底上げしていく“アトミックソフトウェア思想”に由来しています。この思想を具現化するにあたり、デザインでは4つの原子(=アトム)を最小単位として構成。その組み合わせから生まれたコーポレートロゴは、アトムを組み替えることでフォント、アイコン、ビジュアルへと展開し、アトミックソフトウェアの世界観を形づくっていきます。
パーパスやブランドコアを視覚的に翻訳するために、積み木のように要素を組み替えてブランドを構築する「アトミックVIシステム」という独自のデザイン体系を採用。最小単位となる“原子(アトム)”というコンポーネントを基点にロゴを構築し、「4つのアトムで構成する」というシンプルな設計指針に従ってタイプフェイス、ピクトグラム、フレームなどのグラフィックアセットへ展開。さらに実装を重ねることでブランドの世界観を立体的に形成していきます。この思想は「フレキシブル・ビジュアル・システム」の考え方をベースにしており、以下の利点を備えています。
一貫性: 同一のコンポーネントで構成されるため、デザインのブレが生じにくい。
再現性: 積み木のように組み立てるだけで、誰でも品質のあるアウトプットが可能。
効率性: 不足要素を穴埋めする感覚で開発できるため、制作・運用コストを軽減。

コーポレートロゴと同様、「4つのアトムで構成する」というシンプルな設計指針に基づいて制作されたオリジナルの装飾書体です。タイプフェイス化することで、ロゴは単なる文字ではなく、戦略的なコミュニケーションツールとして機能します。見出しやイベントロゴへの使用によって、テキストのみでもブランドの世界観を構築できます。一方で本文用書体には適さないためご注意ください。配色はブランドカラーである Black/White/Silver の単色表示に対応しています。「R」のみ2種のグリフが存在します。

4つのアトム形状のみを基本要素に、回転・反転・組み合わせで構成された統一感あるピクトグラム。BlackとSilverの2色展開で、線を使わず面で表現するミニマル設計。抽象度を保ちつつ意味を伝える、拡張性と再現性の高いビジュアルシステムが特徴。




